広告ゼロで73ヶ月連続2桁入会できた理由|紹介率98%の教室の話【2026年】

青森の小さなそろばん教室から世界へつながるイメージ
💡 この記事の要点
  • KSJは2020年6月のオンライン開校から、2026年6月まで73ヶ月連続で毎月10名以上の新規入会を続けてきました(広告ゼロ)。
  • 6年間で1,380名のお子さんが入会し、そのうち約98%が口コミ・ご紹介でした。
  • きっかけは戦略ではなく、オンライン移行のときに残ってくれた40名の保護者の応援でした。
  • 大切にしてきたのは、ただ一人ひとりの生徒と保護者に向き合うことだけです。

「広告を出していないのに、どうして生徒が集まるんですか?」——ありがたいことに、こう聞かれることがあります。

正直にお答えすると、特別な戦略があったわけではありません。川上スクールジャパン(KSJ)は、2020年6月にオンライン教室を開いてから、2026年6月まで73ヶ月連続で、毎月10名以上の新しいお子さんを迎えてきました。広告はゼロ。フランチャイズもなし。青森県十和田市の、小さな教室です。今日は、そろばん教室を運営する私(たけのり先生)が、その舞台裏を正直にお話しします。

73ヶ月連続2桁入会という記録

まず、数字をお伝えします。

KSJの完全オンライン教室は、2020年6月の開校から2026年6月まで、一度も月10名を下回ることなく、73ヶ月(6年以上)連続で2桁の新規入会を続けてきました。6年間の累計は1,380名。月によっては32名の入会があった月もあります。

そろばん教室の業界で、これは少し珍しい記録です。多くの教室は、広告を出しても季節によって入会が0〜1桁になる月があります。それを、広告ゼロ・フランチャイズなし・地方の一教室・しかもコロナ禍のスタートという条件で続けてきました。

ただ、これは私が優秀だったからではありません。むしろ、すべては「ある危機」から始まりました。

2020年、200名のうち160名が辞めた日

2020年、コロナが広がり始めたころ。当時のKSJは、青森と関東に教室を持つ対面のそろばん教室で、約200名の生徒が通ってくれていました。

私たちは、思い切ってすべての教室を完全オンラインに切り替えることを決めました。そして、保護者の方にそれを伝えた日から、退会の連絡が毎日のように届くようになりました。

最終的に、約160名が退会し、残ったのは40名。退会理由のほとんどは「オンラインには抵抗がある」「やっぱり対面で習わせたい」というものでした。当然のことだと思います。

正直に言うと、このときが一番つらかったです。こうなることは予想していました。それでも、毎日届く退会の連絡に、「このまま全員いなくなるかもしれない」という不安で、心が削られていきました。

知らないうちに、保護者が応援してくれていた

ところが、いざ6月にオンライン教室を始めてみると、不思議なことが起きました。

なぜか、新しい生徒がどんどん入会してくるのです。当時の私には、理由がまったく分かりませんでした。とにかく目の前のお子さんの体験レッスンと指導に、毎日必死でした。

理由を知ったのは、ずいぶん後のことです。残ってくれた40名の保護者の方々が、SNSで「KSJのオンラインそろばん、すごくいいよ」と発信し、応援してくださっていたのです。私はそれを、まったく知りませんでした。

2020年の6月から8月までの3ヶ月で、約90名のお子さんが入会してくれました。そこでようやく、「これは、いけるかもしれない」と思えたのです。

最初の海外からの入会も、この時期でした。残ってくれた保護者の方のインスタグラムを見て、アメリカに住むご家族が見つけてくださったのです。青森の小さな教室に海外から問い合わせが来たときは、嬉しさよりも戸惑いが大きくて、最初は「詐欺かな?」と思ったほどでした。

オンライン画面で世界中の仲間とそろばんを学ぶ子ども

広告ゼロで続いた、たった一つの理由

では、なぜ口コミだけで、6年も入会が途切れなかったのか。

理由は一つだけだと思っています。一人ひとりの保護者と生徒に、ていねいに向き合ってきたこと。それだけです。

KSJでは、昔から保護者の方とよく会話をします。メールやLINEでも、何度もやりとりをします。それをオンラインでも当たり前に続けていたら、ある日「こんなに先生と気楽に話せる教室はない」というクチコミをいただきました。そして、それに賛同する保護者の声がたくさん集まったのです。実際にいただいた保護者の声は、KSJの口コミ・評判の記事でお読みいただけます。

具体的には、こんなことをしています。

検定で不合格だったお子さんには、特に言葉を選びます。「いつもの練習をがんばっているから、先生は合格をあげるよ」——そんなふうに、結果ではなく、その子の努力を見て声をかけます。

一人ずつ手書きするオリジナルの賞状とそろばん

こうした一つひとつは、正直、手間がかかります。でも、この手間の積み重ねが、6年間で1,380名・紹介率98%という結果につながったのだと思います。KSJが保護者に愛されてきた理由は、KSJが保護者に愛される7つの理由の記事でも詳しくお伝えしています。

「運がよい」の正体と、これから

私はよく「KSJは運がいい」と言います。残った保護者が広めてくれたのも、海外に広がったのも、ぜんぶ「あとで知った」ことばかりだからです。

でも、ここまで書いてきて、自分でも気づきました。「運」の正体は、47年間積み上げてきた信頼なのだと思います。応援したくなる教室だったから、保護者の方が広めてくれた。ただ、それだけのことです。

最後に、入会を検討している保護者の方に、正直な気持ちをお伝えします。

そろばんは、昔から続く習いごとです。いつの時代も子どもたちにとって良い習いごとだからこそ、今でも残っているのだと思います。そして——そろばんを学ぶのは、KSJでなくてもまったく問題ありません。近くの教室でもいいですし、近くになければオンライン教室でもいい。デジタル教材でもいいと思います。

子どもの可能性という器を、大きくしてくれる習いごと。そろばんを、選択肢の最上位に持ってきてくださったら、私はとても嬉しいです。

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よくあるご質問(FAQ)

Q1. なぜ広告を出さないのですか?

広告で大勢を集めるよりも、いま通ってくれているお子さんと保護者にていねいに向き合うことを大切にしているからです。結果として、その積み重ねが口コミにつながっています。

Q2. 紹介率98%は本当ですか?

はい。6年間で入会した1,380名のうち、1,348名が口コミ・ご紹介での入会です。一般的な習い事教室の紹介率は20〜30%ほどと言われるので、KSJはかなり高い割合です。

Q3. 地方の小さな教室が、なぜ世界に広がったのですか?

完全オンラインなので、ZOOM環境さえあればどの国からでも参加できます。海外在住の日本人家庭の口コミが、各国のコミュニティで広がっていきました。現在は世界26ヶ国・770名以上が学んでいます。

Q4. オンラインでも、ちゃんと続けられますか?

はい。一斉指導ですが、困っているお子さんには専用のプリントで個別にフォローします。「先生と気楽に話せる」環境を大切にしているので、安心して続けていただけます。

まとめ

73ヶ月という記録は、私一人の力では決してありません。応援してくださった保護者の方、楽しんで続けてくれたお子さんたち、一緒に走ってきた先生たちのおかげです。これからも、世界一“上手な”教室ではなく、世界一“楽しく”そろばんを学べる教室を目指していきます。(たけのり先生)


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