子育てに自信がない親へ|1,380名を見た講師の本音20選【2026年】

- 子育てに自信がないのは、あなただけではありません。先進8ヶ国の調査で「自信がない」と答えた母親は日本が世界一。むしろ”普通”です。
- KSJで出会ったほぼ全ての保護者が、不安な言葉を口にします。それが子育てです。
- 比べるのは周りの子でもSNSでもなく、目の前のわが子だけ。正しく見てあげられるのは親だけです。
- 不安になったら、お子さんの笑顔を見てください。笑っていれば、子育ては成功しています。
「私は、ダメな親なのかもしれない」——今夜、そう思って落ち込んでいる保護者の方へ。この記事は、あなたのために書きました。
こんにちは、川上スクールジャパン(KSJ)代表のたけのり先生です。47年続くそろばん教室で、オンラインになってからの6年だけでも世界26ヶ国・1,380名の生徒と、その保護者の方々に関わってきました。そろばんの先生ですが、それ以上に「たくさんの親子を、間近で見てきた人間」として、今日は正直な本音をお話しします。
先に、いちばん大切なことをお伝えします。子育てに自信が持てないのは、あなただけではありません。むしろ、それが当たり前です。
「ダメな親かも」と思っているあなたへ、まず伝えたいこと
KSJの体験レッスンや日々のやり取りで、保護者の方は本当によくこう言います。
- 「うちの子、周りと比べると落ち着きもないし、勉強もあまりできなくて…」
- 「SNSにはすごい子ばかり。うちの子でも大丈夫ですか?」
- 「私自身そろばんの経験がないんですが、できますか?」
- 「私の育て方が悪いんでしょうか…」
正直にお伝えします。ほぼ全ての保護者の方が、こうしたネガティブな・不安な言葉を口にします。例外はほとんどありません。だから、あまり気にする必要はないのです。それが子育てですし、みんな不安で当然なのです。
もしあなたが「自分だけがうまくできていない」と感じているなら、それは大きな誤解です。あなたの隣の、あの落ち着いて見える保護者の方も、同じように不安を抱えています。
【データ】日本の親は、世界一「自信がない」国

これは感覚的な話ではありません。先進国を対象にした国際調査では、「子育てに自信が持てない」と答えた母親の割合が、日本はいちばん多いという結果が出ています。
つまり、日本でまじめに子育てをしている保護者ほど、自信を持てずに悩んでいるのです。これは裏を返せば、「自信がない=あなたが真剣に子どもと向き合っている証拠」でもあります。どうでもいいと思っていたら、悩みも不安も生まれませんから。
そもそも、なぜ親は自信を持てないのか
1,380名の保護者を見てきて、自信が持てなくなる原因は、だいたい次の3つに集約されると感じます。
- 比べてしまう:周りの子、きょうだい、そしてSNSの”すごい子”と、つい比較してしまう
- 情報が多すぎる:ネットには「正しい子育て」があふれ、できていない自分を責めてしまう
- ほぼ初めての経験:子育ては誰にとっても初めての連続。なのに完璧を求めてしまう
これら一つひとつに、KSJの現場で実際に保護者の方へお伝えしている”本音”があります。次の章から、20個まとめてお届けします。
1,380名の親を見てきた「本音」20選
ここからは、KSJの現場で実際に保護者の方へお伝えしている本音を、20個まとめてお届けします。今まさに不安なあなたに、どれか一つでも届けば嬉しいです。
<比べない編>
① 比べるのは、周りの子でもSNSの子でもなく、目の前のわが子だけ。
「周りの子と比べて落ち着きがない」「SNSのあの子はすごいのに」——比べる相手を間違えていませんか。比べるべきは”昨日のわが子”です。
② 目の前の子を正しく評価できるのは、世界でただ一人、親だけです。
SNSやネットの誰でもありません。毎日その子を見ているあなたが、いちばん正しく見てあげられる人です。
③ SNSの”すごい子”は、その家庭のいちばん良い瞬間の切り取りです。
その裏にある不安や失敗は、投稿されません。光って見える部分だけと、自分の日常を比べないでください。
④ 成長のスピードは、一人ひとり違います。
きょうだいでも、お友達でも、まったく違います。早い・遅いではなく、その子のペースがあるだけです。
<子どもの成長は読めない編>
⑤ 子どもは、いつどのタイミングで急に伸びるか分かりません。
今できないことは、”まだ”できないだけ。急に階段を駆け上がるように伸びる瞬間が、必ずやってきます。
⑥ 「全然できない」と言われて入会した子が、2年生で1級に合格しました。
「運動もダメ、勉強も全然できなくて…」とほぼ全否定で入会した年長さん。最初は落ち着きがありませんでしたが、どんどん慣れ、小学2年生で珠算1級に合格。お母さまは「何もできなかった子が、そろばんに出会って本当に変わった」と話してくれました。子どもの可能性は、親が思うよりずっと大きいのです。
⑦ 「早生まれだからできない」を、理由にしないでください。
体験でよく「うちの子、早生まれで全然できなくて…」と聞きます。でも、私(たけのり先生)は3月31日生まれの”超”早生まれです。それでも元気に頑張ってきました。早生まれは、できない理由にはなりません。
⑧ ネガティブに見守るのではなく、ポジティブに応援してください。
「どうせうちの子は」という目で見るのと、「いつか伸びる」と信じて応援するのとでは、子どもの伸び方がまるで違います。
<親自身を責めない編>
⑨ 子育ては、多い人でも4〜5人しか経験しません。
少なければ一人だけ。ほぼ初めての経験なのに「私は何もできない」と思う方が、おかしいのです。初めてで全部正しくできたら、それこそ天才です。
⑩ 親も、子どもと一緒に成長していいんです。そのためには、失敗も必要です。
完璧な親である必要はありません。うまくいかないことを通して、親も育っていく。それが子育てです。
⑪ 自分を責めてしまう親は、それだけ子どもをしっかり見ている証拠です。
これは断言できます。子どもと向き合っていなければ、そもそも不安にもなりません。あなたが悩むのは、ちゃんと愛して、見ているからです。
⑫ 子どもも初めて、親も「初めて」がたくさんあります。
子どもが初めて歩いた日、初めて声を発した日、家族みんなで喜びましたよね。親にとっても初めての連続。うまくいったこともいかなかったことも、成長として喜んでいいんです。
<捉え直す編>
⑬ 不安の数だけ、それを乗り越えれば、家族の笑顔が増えます。
不安が多いのは、乗り越えるチャンスが多いということ。乗り越えた分だけ、家族に笑顔が増えていきます。
⑭ うまくいかない日は、「笑顔になるチャンスが増えた」と思えばいい。
今日うまくいっても、明日またうまくいかないこともあります。それが普通。落ち込みすぎず、「また笑顔になれるチャンスだ」と捉え直してみてください。
⑮ 情報を集めすぎないでください。
「正しい子育て」の情報は無限にあります。全部やろうとすると苦しくなるだけ。あなたの子に合う方法は、あなたが選んでいいんです。
⑯ ほぼ全ての保護者が、不安を口にします。あなただけではありません。
これは6年で1,380名を見てきた、まぎれもない事実です。みんな不安。それが子育てです。
<信じる・大丈夫編>
⑰ 自信を持ちすぎるのも、実は良くありません。
自信がないからこそ、周りの意見に耳を傾け、素直に学べる。少し不安なくらいが、ちょうどいいのです。
⑱ 不安になったら、お子さんの笑顔を見てください。
子育てがうまくいっているかは、目の前の子の表情が教えてくれます。笑っていれば、大丈夫です。
⑲ あなたが幸せな空間を作っているから、子どもは笑顔でいられます。
子どもの笑顔は、家庭が安心できる場所である証拠。それを作っているのは、ほかでもないあなたです。
⑳ 子どものことを思ってしたことなら、後悔する必要はありません。
結果がどうであれ、わが子を思っての行動に、間違いなんてありません。胸を張ってください。
実話|「何もできない」と言われた子が、1級に合格するまで

ここで、ひとつの実話をお話しさせてください。今まさに「うちの子は何もできない」と感じている方に、いちばん届けたい物語です。
ある年長さんが、KSJに入会してきました。体験のとき、お母さまはこうおっしゃいました。「うちの子、運動もダメで、勉強も私が一切教えてこなかったので、本当に全然できないんです…」。ほとんど”全否定”のような状態でのスタートでした。実際、最初のうちは落ち着いて座っていることも難しく、レッスン中もそわそわしていました。
それでも、私たちは「この子はいつか必ず伸びる」と信じて、その子のペースで、ポジティブに応援し続けました。すると、どうでしょう。少しずつ、本当に少しずつ、落ち着いて取り組めるようになっていったのです。数字に慣れ、指が動くようになり、暗算ができるようになり——気づけば、小学2年生で珠算1級に合格しました。
お母さまは、こう言ってくれました。「本当に何もできなかったあの子が、KSJでそろばんに出会って、こんなに変わるなんて。学校の勉強もよくできるようになって、そろばんには感謝しかありません」と。
この物語が伝えているのは、ひとつです。子どもは、いつどのタイミングで急に伸びるか分かりません。今「できない」のは、”まだ”そのタイミングが来ていないだけ。だからこそ、ネガティブに見守るのではなく、ポジティブに応援してあげてほしいのです。あなたのお子さんにも、必ずその瞬間が訪れます。
「つい比べてしまう」を手放す3つの方法

「比べないで」と言われても、つい比べてしまう。それも自然なことです。そこで、現場でお伝えしている、比較の苦しさを手放す具体的な3つの方法を紹介します。
方法1:比べる相手を「昨日のわが子」にする
よその子と比べるのをやめ、「先週できなかったことが今日できた」というその子自身の小さな成長に目を向けてみてください。比較の苦しさが、成長の喜びに変わります。
方法2:SNSは「いい瞬間の切り取り」だと知っておく
SNSに並ぶ”すごい子”は、その家庭のいちばん良い一瞬です。裏にある苦労や不安は映りません。見えている部分だけと、自分の日常を比べないでください。苦しくなったら、そっとアプリを閉じる勇気も大切です。
方法3:きょうだい・お友達との比較をやめる
「お兄ちゃんはできたのに」は、子どもがいちばん傷つく言葉のひとつです。成長のスピードは一人ひとり違います。その子だけのペースを、まるごと認めてあげてください。
年齢・場面別|こんな時、どう声をかける?
不安になりやすい場面は、年齢によっても変わります。それぞれの時期に、たけのり先生がおすすめする声かけ・心構えをまとめました。
- 幼児期(3〜6歳):「できた/できない」よりも「楽しい」を大切に。短い時間でも、笑顔で終われたら大成功です。
- 小学校入学のころ:周りと比べて焦りやすい時期。でも、スタートラインの差はすぐ縮まります。その子のペースを信じてください。
- 小学校中学年:得意・不得意がはっきりしてくる時期。苦手を責めず、得意を一緒に喜ぶことで、自信が育ちます。
- 思春期の入り口:口数が減っても、見守られている安心感は伝わっています。「あなたを信じている」という姿勢を、態度で示してあげてください。
どの時期も、共通するのはひとつ。「ネガティブに見守らず、ポジティブに応援する」——これだけで、お子さんの伸び方は大きく変わります。
「ちゃんとした親でいなきゃ」を、手放していい

自信を失う最大の原因のひとつが、完璧主義です。「ちゃんとした親でいなきゃ」「正しく育てなきゃ」と思うほど、理想と現実のギャップに苦しくなってしまいます。
でも、考えてみてください。子どもが初めて歩いた日、初めて声を出した日、家族みんなで涙が出るほど喜びましたよね。うまく歩けなくても、転んでも、誰も「ダメな子だ」とは思いませんでした。「よくがんばったね」と、ただ喜んだはずです。
子育ても同じです。子どもにとっても初めて、親にとっても初めてのことばかり。うまくいかないのが当たり前で、失敗があるからこそ、親も子も一緒に成長していけます。完璧な親である必要はまったくありません。むしろ、失敗しながら一緒に育っていく姿こそ、子どもにとって何よりの手本になります。
「正しい子育て」の情報は、ネットに無限にあります。でも、全部やろうとしないでください。あなたのお子さんに合う方法を選べるのは、あなただけ。情報に振り回されて疲れてしまうくらいなら、一度スマホを置いて、お子さんと笑って過ごす5分のほうが、ずっと価値があります。
自信がない親ほど、実は「良い親」である理由
もう一度、いちばん大切なことをお伝えします。自信が持てないのは、あなたが真剣に子どもと向き合っている証拠です。
どうでもいいと思っている人は、悩みません。不安にもなりません。「私の育て方で大丈夫かな」と心配できるのは、それだけ深く子どもを愛し、よく見ているからです。自信がないことを、どうか責めないでください。それは、あなたの優しさの裏返しです。
子どもの自己肯定感の育て方については子どもの自己肯定感を育てる7つの方法、イライラしてしまう時は「子育てにイライラする自分が嫌い」という方への記事も、あわせて読んでみてください。
KSJが大切にしていること
KSJは、そろばんの教室です。でも、いちばん大切にしているのは「計算が速くなること」ではありません。その子の可能性を信じて、ポジティブに応援すること。そして、保護者の方を不安にさせないことです。
だからKSJでは、ゆっくりなお子さんも、落ち着きがないと言われてきたお子さんも、その子のペースで見守ります。「ネガティブに見守らず、ポジティブに応援してください」と保護者の方にお伝えし続けた結果、たくさんのお子さんが大きく伸びていきました。KSJが大切にしている考え方はKSJが保護者に愛される7つの理由でもお話ししています。
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よくあるご質問(FAQ)
Q. 親の自信のなさは、子どもに伝わってしまいますか?
自信のなさそのものより、「比べる言葉」「責める言葉」が伝わると、子どもは自信をなくしやすくなります。逆に、不安でも笑顔で応援していれば、子どもは安心して伸びていきます。
Q. つい他の子と比べてしまいます。どうすれば?
比べる相手を「昨日のわが子」に変えてみてください。先週できなかったことが今日できた——その小さな成長に目を向けると、比較の苦しさはぐっと減ります。
Q. 何をしてあげればいいのか分かりません。
特別なことは要りません。お子さんの話を聞き、できたことを一緒に喜ぶ。それだけで十分です。完璧を目指さず、その子のペースを信じてあげてください。
Q. 早生まれで、周りより遅れているのが心配です。
早生まれを「できない理由」にする必要はありません。たけのり先生自身が3月31日生まれの超早生まれです。入学直後の数ヶ月の差は、成長とともにすぐに気にならなくなります。今のその子のペースを見てあげてください。
Q. 私自身がそろばん未経験でも、子どもをサポートできますか?
まったく問題ありません。保護者の役割は「教えること」ではなく「応援すること」です。できたことを一緒に喜び、笑顔で見守る——それがいちばんのサポートです。
まとめ|今夜、不安なあなたへ。たけのり先生より

最後に、今まさに「私はダメな親かも」と落ち込んでいるあなたへ。
ダメな親だと思ったきっかけは、何でしたか?誰かに何か言われましたか?SNSで、誰かと比べましたか?
子育てがうまくいっているかどうかは、目の前のお子さんの表情を見てください。あなたのお子さんは、笑っていませんか?もし笑っているなら、子育ては成功しています。あなたが安心できる、幸せな空間を作っているからこそ、子どもは笑顔でいられるのです。
自信を持ちすぎる必要はありません。でも、不安になったら、どうか子どもの笑顔を見てください。子どものことを思ってしてきたことなら、後悔なんて何ひとつ要りません。
これからも、お子さんの笑顔がたくさん見られるように——パパも、ママも、どうか笑顔で。あなたは、もう十分がんばっています。


