KSJのレッスンを見ていた保護者が、海外でそろばんの先生になりました

- KSJの保護者だった海外在住のお母さまが、ご自身でそろばん教室を始めました。
- きっかけは、お子さんのレッスンを画面越しに見ていて「こんなレッスンなら自分もやってみたい」と感じたことでした。
- KSJが大切にしているのは1問でも正解していれば、まず正解を褒めるという順番です。
- 教材の作り方から生徒の集め方まで、KSJが最初からサポートしました。
- その教室は今も続いていて、生徒は50名以上になっています。
「たけのり先生、私もそろばん教室を始めたいんです」
ある保護者の方から、そう言われたことがあります。
こんにちは、川上スクールジャパン(KSJ)代表のたけのり先生です。指導歴25年、世界26ヶ国・770名以上のお子さんを見てきました。今日は、KSJの保護者だった方がそろばんを教える側になったお話をさせてください。
その方は今、海外でそろばん教室を運営しています。
ある保護者の方から「教室を始めたい」と言われました
その方は、もともとKSJに通うお子さんの保護者でした。
海外にお住まいのご家庭です。お母さまご自身も、昔そろばんを習っていたそうです。
お子さんがKSJでレッスンを受ける様子を、そばで見ていらっしゃいました。オンラインの教室なので、保護者の方はレッスンをいつでも見ることができます。ここが、通学の教室との大きな違いだと思います。
そうして毎回レッスンを見ているうちに、ご自身も教えたくなったのだそうです。
その方が見ていたのは、昔の教室とは違う景色でした
お母さまが知っていたそろばん教室と、KSJのレッスンは、かなり違っていたようです。
お母さまは私たちと同じ昭和生まれです。当時のそろばん教室といえば、とにかく厳しく、ひたすら長い時間練習しなさい、というのが主流でした。
念のためお伝えしておくと、それが悪かったという話ではありません。厳しい環境で力をつけた方はたくさんいらっしゃいますし、今も対面の教室では、長い時間しっかり練習するスタイルで成果を出されているところがあります。
ただ、KSJが考えているのは少し違う方向です。いかに短い時間で、生徒さんを上手にできるか。KSJはオンラインのパイオニア的な教室として、ここをずっと工夫してきました。
そのために、声のかけ方や褒め方も、私たちなりに考えてきたつもりです。
それを毎回見ていて、「こんなレッスンなら、自分もやってみたい」と興味を持ってくださったのだと思います。
KSJの褒め方|1問でも正解していれば、まず正解を褒めます

KSJでは、間違いのほうが多くても、まず正解したことを褒めます。
生徒さんから点数の報告を受けたとき、正解より間違いのほうが多いことがあります。そういうとき、どうしても間違えたところにばかり目が行きがちです。
でもKSJでは、1問でも正解していれば、必ず正解したことを褒めます。
そのうえで、こう続けます。
「正解できている問題もあるから、間違えた問題をゆっくり直そう」
順番が大事だと思っています。先に間違いを指摘されると、子どもは「できなかった」という気持ちだけを持ち帰ります。先に正解を認めてもらえると、「できたところもある」という土台の上で、間違いに向き合えます。
間違いは誰にでもあります。そして間違えることから成長につながることも多いのです。直すこと自体は、恥ずかしいことでも、責められることでもありません。
これはご家庭でも、そのまま使っていただけると思います。宿題の丸つけをするとき、よければ試してみてください。
「僕たちで良ければサポートしますよ」
教室を始めたいと聞いたとき、私はすぐにサポートを申し出ました。
その方は、過去に対面の教室をお手伝いされた経験はあったそうです。ただ、ご自身がボスとして教室を運営するのは初めてでした。
ですので、本当に最初からご一緒しました。
- 教材の作り方
- 生徒さんの集め方
- そのほか、運営で必要になること
そろばんを教える技術だけでは、教室は成り立ちません。何を使って教えるか、どうやって生徒さんに知ってもらうか。そこがいちばん大変なところです。
なぜ、同じそろばんを教える人を応援するのか
そろばんを押してくれる人が増えれば、そろばんを学ぶ人も増えるからです。
見方によっては、同じそろばんを教える人が増えるということです。それでも迷いはありませんでした。
そろばんを広めてくれる人が増えれば、そろばんを学ぶ子どもが増えます。そうなってくれたら、私は素直に嬉しいです。それに、先生をやりたいと思ってくれたその気持ちを、大事にしたかったのです。
……と、少しカッコいいことを言いましたが、本当のところはもっと単純です。
KSJを見て先生をやりたいと思ってくれたのなら、僕らがサポートするしかないな、と思っただけです。そんなに深くは考えていません。
KSJの講師陣がどんな人たちなのかについては、12名の講師一人ひとりの物語と講師選びの考え方でもお話ししています。
その教室は今、生徒50名以上になりました

教室は今も続いていて、生徒さんは50名を超えています。
順調なことばかりではありません。指導をしていれば、生徒さんが伸び悩む時期は必ずありますし、保護者の方への対応が大変なこともあります。教える側になれば、そういう場面から逃げられません。
それでも、楽しんでやっていらっしゃるようです。
何かあると、今でもすぐに連絡が来ます。「たけのり先生、お話を聞いてください……」と。そのたびに、私も一緒に考えています。
KSJの海外のご家庭がどんな暮らしの中でレッスンを受けているかは、世界26ヶ国の海外生とKSJをつなぐ実話でもお話ししています。
そろばんは、世界に通用する習い事です
数字は世界共通なので、そろばんはどの国でも通用します。
この記事の主人公が教室を開いたのは、日本ではありません。海外です。そして海外で、50名以上の生徒さんが集まっています。
そろばんは、古い習い事だと思われているかもしれません。でも実際には、いま海外でも広がっていて、注目されている習い事です。数字に強いことは、どの国で暮らしていても武器になります。
日本には、今でも昭和の頃のようなスタイルで運営されている教室があります。それはそれで、ひとつの形だと思います。
その一方で、最新の指導を取り入れて、世界に広まっている教室もあります。そろばんは、変わり続けています。
もし、そろばんに対して昔のままのイメージをお持ちでしたら、今の時代のそろばん教室を、ぜひ一度体験してみてください。思っていたものと、だいぶ違うかもしれません。
海外からそろばんを習うことについては、海外在住でもそろばんを習える仕組みと26ヶ国の受講環境でくわしくお話ししています。
よくあるご質問(FAQ)
Q. オンラインだと、保護者はレッスンを見られますか?
見られます。むしろ、そばで見ていただける環境です。この記事のお母さまも、毎回のレッスンを見ていたことがきっかけになりました。通学の教室では、保護者の方が中の様子を見る機会はなかなかありません。
Q. 昔ながらの厳しい教室と、どちらがいいのでしょうか?
どちらが正しいということはないと思っています。厳しい環境で伸びるお子さんもいます。KSJは、短い時間で上手になることを目指して、声かけや褒め方を工夫している教室です。お子さんに合う方を選んでいただくのがいちばんです。
Q. 家でも同じような褒め方はできますか?
できます。1問でも正解していれば、まず正解を褒める。そのあとで「正解できている問題もあるから、間違えたところをゆっくり直そう」と伝える。順番を変えるだけなので、今日からでも試していただけます。
Q. そろばんは海外でも通用しますか?
通用します。数字は世界共通ですし、実際にKSJには世界26ヶ国のご家庭がいらっしゃいます。この記事のお母さまのように、海外でそろばんを教える方も出てきています。
Q. うちの子は間違いばかりで、褒めるところが見つかりません。
1問でも正解していれば、そこが褒めるところです。それも見つからない日は、机に向かったこと自体を認めてあげてください。続けていれば、必ず正解は増えていきます。


