フラッシュ暗算は何歳から?答えは年齢ではなく「10級から」でした

小さな子と年上のきょうだいが、それぞれのペースでフラッシュ暗算に取り組む様子
💡 この記事の要点
  • KSJでは年齢ではなく「入門を終えて珠算・暗算とも10級に進んだ時点」でフラッシュ暗算をすすめています。
  • そのため年少さんから始めるお子さんもいます。
  • 早く始めたほうが有利な理由は筆算を覚える前に暗算で取り組めるからです。
  • ただし5年生から始めてとても上手になった生徒もいます。年齢で決まるわけではありません。
  • 上達を分けるのはそろばんのやり方を守れるかどうか。ご家庭でも確かめる方法があります。

「フラッシュ暗算って、何歳から始められますか?」

お子さんと一緒に体験ゲームを試したあと、こう聞かれることがよくあります。

こんにちは、川上スクールジャパン(KSJ)代表のたけのり先生です。指導歴25年、世界26ヶ国・770名以上のお子さんを見てきました。

先に答えをお伝えします。KSJでは年齢では決めていません

KSJの基準は年齢ではなく「10級から」です

KSJでフラッシュ暗算をすすめるのは、入門が終わって、珠算・暗算ともに10級をスタートした時点です。

何歳かは関係ありません。ですので、小さいお子さんだと年少さんくらいから始める生徒もいます。

逆に、小学校の中学年や高学年で入会された方も、10級に進んだところから同じように始めます。

つまり「何歳から」ではなく「そろばんの土台ができたら」というのが正確な答えです。級ごとの目安については、何級からすごいのかを解説した記事でも触れています。

早く始めたほうが有利な理由|筆算を覚える前に

結論からいうと、フラッシュ暗算は早く始められるなら早いほうが有利です。理由がはっきりしています。

大きくなってから始めると、計算のやり方が筆算になってしまっているからです。

学校で筆算を習うと、頭の中でも「一の位から順に」計算する癖がつきます。その状態からそろばん式の暗算に切り替えるのは、少し回り道になります。

まだ計算のやり方が固まっていないうちに暗算で取り組めた子は、そのぶん上達も早くなります。

でも、遅くても大丈夫です|5年生から始めて上手になった子がいます

ここまで読んで「うちはもう遅いのでは」と感じた方がいらっしゃるかもしれません。そんなことはありません。

KSJには5年生から始めて、フラッシュ暗算がとても上手になった生徒がいます。年齢に関係なく上達するのは間違いありません。

では、何が上達を分けるのか。年齢ではありません。

上達を分けるのは「そろばんのやり方を守れるか」です

フラッシュ暗算が上達するかどうかは、そろばんの弾き方をしっかり覚えるかどうかにかかっています。

ここに落とし穴があります。

ある程度の年齢になると、簡単な問題は頭で計算できてしまいます。そうすると、そろばんのやり方を使わずに答えを出してしまいがちです。

逆にいえば、簡単な問題でもそろばんのやり方で進めた子は、大きくなってからでもきちんと上達します

宙で指を動かして暗算する子どもの手元を、保護者が見守っている場面

ご家庭でわかる|頭で計算していないかの見分け方

実は、ご家庭でも確かめる方法があります。2つご紹介します。

① 2ケタの問題を、一気に答えてもらう

たとえば「56+97」を出してみてください。ポイントはどの位から計算しているかです。

やり方計算の順番見え方
筆算式一の位 → 十の位順番に答えを組み立てる
そろばん式十の位から先に一気に答えが出る

そろばん式暗算は、十の位から先に計算していきます。ですから答えが一気に出ます。1ケタの問題では見分けにくいので、2ケタ以上で試してみてください。

② 読み上げ算のときに、手を出してもらう

もう1つは、読み上げ算の練習をするときに、お子さんの目の前で手を動かしてもらう方法です。

頭の中のそろばんを動かしているかどうかが、指に出ます。読み上げ算は無料の体験ゲームで試せますので、ご家庭でも確かめられます。

頭で計算していたら|フラッシュ暗算で気づいてもらいます

もし筆算で解いていると分かったら、KSJではあえてフラッシュ暗算を取り入れてもらいます

本人は「筆算でも解ける」と思っています。ですが、フラッシュ暗算は速度が上がると筆算では追いつきません。そこでそろばん式でやらないと解けないということに、自分で気づいてもらうわけです。

大人が「そろばんのやり方でやりなさい」と言っても、なかなか響きません。自分で壁にぶつかると納得します。

気づいてもらえたら、少し前に戻ってそろばん式をしっかり覚え直し、そこからまた同じように進んでいきます。フラッシュ暗算の練習の順番は、コツをまとめた記事で詳しく書いています。

少し前に戻って学び直す子どもと、そばで見守る大人の手

少し前に戻るのは、ほぼ全員が通る道です

最後に、いちばんお伝えしたいことを書かせてください。

大きくなると頭で計算できるようになりますから、頭で計算したくなるのは当然のことです。実際に解けてしまうのですから。

ですのでこれは、ほぼ全員が通る道です。

そもそも、その計算をもっと速くするためにそろばん式暗算を学んでいます。だから少し前に戻ることは、まったく気にしなくて大丈夫です

戻ることは、遅れではありません。その子のペースで進んでいけば、必ず追いついていきます。

よくあるご質問(FAQ)

Q. 結局、何歳から始められますか?

年齢の決まりはありません。KSJでは入門を終えて珠算・暗算とも10級に進んだ時点ですすめています。年少さんから始める生徒もいます。

Q. 小学校高学年からでは遅いですか?

遅くありません。KSJには5年生から始めてとても上手になった生徒がいます。大切なのは年齢ではなく、そろばんのやり方を守って進めることです。

Q. そろばんを習っていなくてもできますか?

体験ゲームで遊ぶことはできます。ただし本格的に上達するには、頭の中のそろばんを使う珠算式暗算が土台になります。

Q. 頭で計算する癖がついてしまいました。直せますか?

直せます。少し前に戻ってそろばん式を覚え直せば大丈夫です。ほぼ全員が通る道ですので、心配なさらないでください。

Q. 年少さんでも本当にできるのですか?

できます。入門を終えて10級に進んでいれば、年齢は問いません。もちろん、その子のペースで進めば大丈夫です。

まとめ|年齢ではなく、土台ができたときが始めどきです

フラッシュ暗算に「何歳から」という決まりはありません。入門を終えて10級に進んだら、それが始めどきです。

早く始められれば有利ですが、遅く始めても上達します。焦らず、その子のペースで進めていきましょう。

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