生徒の9割が大会に出られなかった|だからオンライン大会の場を自分たちで作りました

- KSJではおよそ9割の生徒が、出たくても大会に出られない状態が続いていました。
- 理由は実力ではなく、出られる大会が全国レベルのものしかなかったことです。
- そこでKSJは、オンライン大会プラットフォーム「DAIBUTSU」を自分たちで開発しました。
- 2026年7月には、世界6カ国が参加した大会の競技基盤としてDAIBUTSUが使われました。
- KSJ自身の初大会はこれから。まずは触れて、楽しんでもらうところから始めています。
こんにちは、川上スクールジャパン(KSJ)代表のたけのり先生です。指導歴25年、世界26ヶ国・770名以上のお子さんを見てきました。
今日は、KSJがどうしても解決したかったことと、そのために作ったものについてお話しさせてください。
およそ9割の生徒が、大会に出られませんでした
先に、いちばん心苦しかったことをお伝えします。
KSJでは、およそ9割の生徒が大会に出られない状態が続いていました。
大会に出ることがすべてではありません。それは今も思っています。ただ、せっかくそろばんを始めたのなら、一度くらいは大会に出てほしいという気持ちがずっとありました。
それができずにいたのです。

理由は実力ではなく、出られる大会がなかったからです
誤解のないようにお伝えすると、力が足りなかったわけではありません。受け皿がなかったのです。
KSJが参加させていただける大会は、対面の会場に集まる形式のものです。ありがたいことに参加させてくださる大会もあり、そこには出場しています。
ただ、そうした大会は全国レベルのものが中心です。そのレベルの舞台に立ちたいと思う生徒は、どうしても限られます。
「まだそこまでではないけれど、一度出てみたい」
そう思っている子が出られる場所が、見つからなかったのです。
それなら自分たちで作ろう、と考えました
探しても見つからないのなら、作るしかありません。
そうしてKSJが立ち上げたのが、オンライン大会プラットフォーム「DAIBUTSU」です。
2020年に対面教室を閉じてオンラインに移ったときも、同じ選択をしました。前例がないなら自分たちで作る。KSJはずっとそうやってきました。広告ゼロで2020年6月から続けてこられた背景にも、この考え方があります。
DAIBUTSUでできること
DAIBUTSUは、日々の稽古と大会がひとつになったオンラインのプラットフォームです。
- ひとり稽古|みとり算・かけ算・わり算・フラッシュ暗算・検定形式の練習ができます
- 設定の自由度|フラッシュ暗算は桁数・口数・速度を自由に変えられます
- 記録が残る|成績や連続日数が積み上がり、自分の成長が見えます
- AIの大仏先生|種目ごとの正答率から、次に伸ばすところをやさしく示してくれます
- 大会|4桁のルームコードを入れるだけで参加できます
お子さんの名前は、保護者の同意があるときだけ表示されます。それ以外は匿名で参加できますので、安心してお使いいただけます。
2026年7月、世界6カ国が同じ問題に挑みました
2026年7月に開催された第1回 WORLD ANZAN CLASSIC オンライン(主催 JISA)で、競技のプラットフォームとしてDAIBUTSUが使われました。
参加したのは、日本・ベトナム・フィリピン・アルジェリア・ポーランド・インドネシアの6カ国。同じ問題、同じルールで、サーバが自動採点するリアルタイムの競技でした。
青森の小さなそろばん教室が作った仕組みで、世界中の子どもたちが競い合ったことになります。世界26ヶ国から生徒が集まるまでの話も、あわせてお読みいただけたらうれしいです。

KSJの初大会は、これからです
正直にお伝えすると、KSJ自身の大会は、まだ開催していません。
今はまず、生徒たちにDAIBUTSUに慣れてもらう段階です。ひとり稽古を中心に使ってもらい、楽しんでもらってから大会に進みたいと考えています。
もう少し登録が進んだら、みんなで一緒に取り組めることを試していく予定です。初めての大会は、クリスマスのころにできたらと思っています。
そのときは、KSJの生徒だけでなく他の教室のみなさんにも参加していただきたいです。競い合うことも大事ですが、それ以上に楽しんでもらえる大会にしたいと思っています。
不具合を直しながら、進めています
ひとつ、隠さずに書いておきます。
DAIBUTSUは私が自分で作っています。ですので、不具合も必ずあります。見つけては直し、直してはまた進める。その繰り返しで育てているところです。
完成してから出すのではなく、出しながら良くしていく。KSJはいつもこのやり方です。
まずは、今の自分の力を試してみてください
これから触れてみる方には、こんなふうに使っていただけたらと思っています。
- まず、今の自分がどのくらい計算できるのかを試してみる
- 練習の成績が記録として残っていくので、自分の成長を楽しむ
- ほかの生徒と競い合って楽しむ
- 次の大会に向けて、また頑張る
この繰り返しが、いちばん力になると思っています。頑張った成果がずっと残っていくのは、思っている以上に励みになります。
なお2026年9月30日まで、特別開放としてすべての機能が無料で使えます。10月以降も無料で使える部分は多く残りますし、登録せずに見られるデモもありますので、まずは触ってみてください。
DAIBUTSU(オンライン大会プラットフォーム)を見てみる
実際にご家庭でどう使われているかについては、親子で計算勝負をすると2ケタで逆転する話にまとめました。保護者さまが「うちの子、こんなにできるようになっていたのか」と気づく場面について書いています。
よくあるご質問(FAQ)
Q. KSJの生徒でなくても使えますか?
使えます。教室に所属していない個人の方もご利用いただけますし、世界中の生徒が使っています。
Q. そろばんを習っていなくても大丈夫ですか?
練習そのものは触っていただけます。ただ、暗算の力を伸ばすにはそろばんの土台があるほうが進みやすくなります。
Q. 子どもの名前が公開されるのが心配です。
お名前が表示されるのは、保護者の同意があるときだけです。それ以外は匿名で扱われます。
Q. 大会にはいつ参加できますか?
KSJの初大会はこれからです。まずはひとり稽古で慣れていただき、準備が整いしだいご案内します。
Q. 無料で試せますか?
2026年9月30日までは全機能が無料です。10月以降は有料の部分もありますが、無料で使える部分は多く残ります。登録なしで見られるデモもあります。
まとめ|出られないなら、作ればいい
9割の生徒が大会に出られない。その状況を変えたくて、DAIBUTSUを作りました。
まだ途中です。不具合もありますし、KSJの大会もこれからです。それでも、出たいのに出られない子がいない世界に、少しずつ近づいていけたらと思っています。


